今日と明日にかけて、二回目の「ことばのかたち工房」。今日はその初日でした。
今回のキーワードは、
蒸れる
水には強い
青いストライプ
青いストライプ
初めての冬
あたりさわりのない色
火には弱い
重い
空気孔
清潔
別人
夏に眠る
びしょぬれ
以上の12個です。
午前中は、音楽室でキーワードとなる「ことば」たちを紙に書いたり、古着をならべたり、準備をします。
その間、遊戯室では、0~3歳児とお母さんたちの「おひさまクラブ」という集まりをやっています。
そこでは毎週金曜日、歌や人形劇など、いろんな催しがあるのです。今日なんかはハロウィンの仮装大会をしていました。
おひさまクラブのかえりの会で「ことばのかたち工房」の宣伝とチラシの配布をさせてもらったら、お母さんたちは熱心にチラシの文面を読んでくれていました。次回からは親子での参加に期待!
かえりの会では「さーよなーら あんころもっち まーた きーなこっ♪」と歌ってお別れをします。素敵。
午後2時過ぎくらいからは、授業を終えた小学生たちが集まり始めました。
「またこれやってんの!?」「今日はなに!?」
とハイテンション。
ぼくとスタッフの百瀬くんはちょうど「重い」ということばのかたちの制作にとりかかったところでした。
「じゃあ、重い服を作ればいいじゃん!」
いつもいつも、どストレートな言葉が返ってきます。
そこで「重い服ってどんな服?」って聞いてみると、
「太い!」「でかい!」「黒い!」などとことばが返ってくるやいなや、黒い服の内側に、でかいものと太いものをくっつけ始めました。
こんな勢いで全部作れればいいのですが、
「火には弱い」とか「夏に眠る」とか、耳慣れないことばは少々難しかったらしく、ワンピースにズボンを貼り付けただけで、「はい、夏に眠る ができました!」といってポイっと放り投げてしまったりもします。「これどの辺が『夏に眠る』なの?」と聞くと、「えー、しらなーい。」という具合。
彼らが飽きないような工夫が必要だなぁと思います。
相変わらず無関心な子はひたすら無関心。夢中になってドッジボールをしています。
どうやって巻き込んでやろうかなぁと思案しているところです。
今日できたのは、「重い」と「蒸れる」の2つ。
制作中なのは「あたりさわりのない色」と「火には弱い」。
「あたりさわりのない色」は、ある1年生の男の子に言わせると、「当たったり触ったり、したくない色」のことで、それは「炎」とか「毒」とか「雷」なのだそうです。普段大人が使う意味からすると、たぶん、間違っているのだけれど、「あたりさわりのない色」という言葉と初めて出会った彼のイメージを大切に、明日は制作したいと思います。
さて、明日はどんな「かたち」が生まれるのでしょうか?
乞うご期待!!