9月10日、いつもの公園でオープンミーティングを行いました。
アーティスト・イン・児童館では、ミーティング等は基本的に公園など外で行うことにしています。昨日は、「ことばのかたち工房」で、布で工作する時に使う道具を考えていました。
紙ねんどを使って巨大な縫い針の模型を作っていたら、いろんな子が立ち寄っていきます。
「なにしてんの?」
「布で工作する時の道具考えてんの」
「家でやればいいじゃん」
「家でこもってやっててもつまんねーじゃん」
「あぁそうか」
と、こんな感じ。
しかしやつらは、僕らの作業なんか見向きもせず、赤、白、ピンク、黒の粘土を混ぜて遊びます。
「ほら見て!混ぜちゃったー」
とヘンテコな塊を見せ、ハナを垂らしながらイタズラに笑うから、「あー。でも、なんかそんな果物ありそうじゃん。」と言いました。すると、その塊にフックをつけて、木につるす遊びが始まります。
4歳の保育園児たちもお母さんと一緒に公園に来ていて、彼らもこの遊びに合流したもんだから、僕らも木につるす作業に駆り出されます。結局最後は一緒になって遊んでしまいました。
お母さま方と話したら、「ほんと、すばらしい活動をされてますねー!」と喜んでくれました。不審者だと思われなくてよかった。臼井は中学生だと思われ、池上はそのお母さんくらいに思われていたらしい…。
日本各地へ旅をしたこの夏。取手に始まり、新潟、妻有、大阪、そして最後は豊田市美術館のジュゼペ・ペノーネ。地元密着の日常から飛び出し、旅をする喜びをたっぷりと吸いこんで帰ってくると、馴染みの子どもたちが待っていてくれました。でも彼らとの飽くなき遊びの探究は旅そのもの。いつもの公園から、刺激的な日常が再び幕を開けました。
オープンミーティングと称した散歩は、毎週木曜日の夕方くらいに絶賛開催中。明日はことばのかたち工房です。ぜひぜひご参加ください。
臼井隆志
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