5月3日(日)
~春の三又祭り編~
「ことばのかたち工房」でもお世話になっている三又酒店が「春の三又祭り」というイベントを開催していたので、遊びに行っていました。とっても高級な日本酒やワインの試飲をさせてくれたり、抽選会があったり、お店はたいそう賑やか。何と言っても極上だったのは、ご主人の比留間さんが南フランスへ直々に出向いて特別に仕入れている20年モノのワイン。(名前を忘れてしまった…。)あんな珍しくて高級なワインはめったに飲めないでしょう。
三又酒店は「お酒のある生活シーンのお手伝い」をモットーに、ただお酒を売るだけでなく、飲み方の説明やそのお酒に合う料理の紹介なども合わせてくれる町場の素敵な酒屋さんです。ご主人はフランスでワインを仕入れたときの話や、日本の各地の酒蔵の話を楽しそうに話してくれます。そんな三又祭りに便乗して、ドイツのワインを一本買って帰りました。
~大泉散歩編~
帰り道はぶらぶらと大泉を探検してみました。長年このまちに住んではいるものの、実は全然知らない場所だらけです。高校1年の時に引っ越してきて、かれこれ7年になるこの街で、僕がしていたことは家と駅の往復でした。点と点をつなぐだけ。東大泉児童館に関わるようになって、「ことばのかたち工房」を実践してみて、ようやく「よそ者」からこのまちで生活する人間になりつつあるのです。でも、まだまだ知らないこと、気づいていないことだらけ。
これからは、いつもの散歩コースを脱線して、いろんな発見をする“旅”をして「大泉散歩」というコーナーで公開していこうと思います。
発見その1
歩いていると、庭から生える樹や垣根が立派で、花がきれいに咲いているお家が多いことに気付きます。みなさん、きちんと手入れをしている様子。そういえば、うちもじいちゃんがガーデニングには力を入れています。こういう庭や玄関のように「公」「私」が溶け合うグレーゾーンは、“遊び”が生まれる温床になっています。子どもがそこで遊んだり、おばちゃんたちが話したりする風景は日常的です。ひとつ、何かヒントはありそうです。
発見その2
周辺によくあるのがこの「無人販売所」。畑を持つまちではこれも日常の風景かも知れませんが、野菜を介して農家と住民がつながる重要な拠点です。最近ではコインロッカーのような販売機の中に野菜を入れて売っているところもあります。野菜の横に「ことばのかたち」を置いてみても、誰か買っていってくれるかも。無人販売所の仕組みを使うというのもヒントかもしれません。
発見その3
意外とこどもたちが駐車場や道路で遊んでいたということ。危険だから出るなとか、地域の大人の迷惑だから遊ぶなとか、いろんな“禁止”が働いていて遊びにくそうだなぁと思っていたのですが、結構いました。ドッジボールしたり、縄跳びをしたりしていました。子どもはちゃんと自分の遊び場を自分の生活する場の近くに開拓していて、ちょっと安心。
「郊外住宅地は○○という問題を抱えている」「今の子どもは××だ」というような先入観を持って行動していたとしたら、それはその土地に息づく文化を無視するとても危険な状態です。気付かないうちに先入観をもって子どもやまちと関わっているんだなぁと反省しながらも、自分の先入観をぶちこわしてくれる風景に、もっともっと出会いたいと思うのでした。
2 件のコメント:
なに!私も好きな三叉酒店。
そんなイベントが・・・!
猫伸びすぎです。
めさめさ詳しくてらっしゃるのでご存知かもなのでスルーして良いんですが、長野でキッズ学芸員ているんですね。
http://www.gakko-bijutsukan.com/01_gakko/gakko.html
市民学芸員とかも言ってるし、チェックして見ようかと思いました。
吉田さん
コメントありがとうございます!
キッズ学芸員は「とがびアートプロジェクト」でしたよね?ユミソンさんというアーティストの展覧会で冊子を見て知った気がします。水戸芸術館も小中高生それぞれを対象に実践的な美術教育の取り組みをしていますよね。
三又さんはとてもいいお店ですよね!吉田さんもよく言ってらっしゃるとは!ち・・・ちかい!
あ、今度5月18日に「わらべ」で「宝店会議」という面白い飲み会があるので、ぜひぜひ参加してください!20時からです。
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