2009年7月28日火曜日

ラディカルな…

東京芸術大学の熊倉純子先生による、東京アートポイント計画トークイベント(7月18日)のレビューが掲載されています。アーティスト・イン・児童館についての紹介もしてくれています。とても面白い文章なので、ぜひ。

2009年7月27日月曜日

7月26日 盆踊り大会


7月26日、地元の小学校の盆踊り大会に行ってきました。三日月がとてもきれいで、深い藍色の夜でした。

始まったばかりのころはテンション低めだったのですが、だんだんと盛り上がって「オバQ音頭」に「東京音頭」を無限ループで踊りました。実はわたくし、盆踊りを踊るのは生まれて初めてだったのですが、あれは楽しいですね。子どもたちと一緒に踊っていたのですが、みんなもハマってしまって、underworld並の踊りっぷり。いやー、楽しかった。


浴衣を着たり、踊ったり、普段やらないことをして、日常を逸脱した世界に浸ることができるから、とても心地良い。こういう心地良さが、日々の間に間に、在るといいのに。

2009年7月20日月曜日

「アーティスト・イン・○○」 ご自由にお使いください 


7月18日(土) co-net にて、東京アートポイント計画についてのリレートークが行われました。

司会は東京アートポイント計画ディレクターの森司さん。アーティスト・イン・児童館の臼井がトップバッターで、続いて劇作家の岸井大輔さん、最後は東京芸大の熊倉純子さんという順番でした。豪華なキャストの中に混ぜてもらって、恐縮でした。


岸井さんは、東京にアートは必要か?という議論をしていました。熊倉さんは、コミュニティーアートがどうあるべきかを問いかけていました。ぼくは、アーティスト・イン・児童館の仕組みと課題の話をしました。


そこでひとつ言い忘れていたことがあります。それは、「アーティスト・イン・児童館」あるいは「アーティスト・イン・~~」という仕組みは誰のものでもない、と言うことです。だから、このシステムを使って、どんどん遊んでほしいのです。


「うちの地元でも、アーティスト・イン・児童館を使ってみたい!」という想いを持っている方がもしいたら、じゃんじゃん始めてください。


「アーティスト・イン・~」を始める手順等については、ぼくらの経験も、参考にしていただければと思います。どうぞお気軽にご連絡ください。

contact:artist.in.jidokan[a]gmail.com([a]を@に置き換えてください)


臼井 隆志


2009年7月15日水曜日

8つのことばのかたち

好みのみどり


 

上は薄く下は分厚い

 

甘い汚れ

 

耐久性のある消耗品

 

同じような柄

 

ギャップ

 

2、3日の変化


 

保護


2009年7月14日火曜日

リスタート?!ことばのかたち工房 7月11日





こんにちは!そして初めまして!!

6月の半ば頃にアーティスト・イン・児童館の実行委員に新メンバーとして加わりました池上ゆいこです(^O^)/

今回は私が実行委員になってから初めてのことばのかたち工房でした。

初めてあの場の空気感を味わった者として強く感じた事を大きく2つ書こうかなと思います!


まず1つめは、「とても居やすい空間」であると感じた事です。

私は初めてでしたのでそれなりに緊張や不安がありました。

しかし当日行ってみたらそれを全く感じませんでした。初めてという変なかた苦しさみたいなもの←(ものすごい曖昧ですいません…)がまったくないのです。

それは多分、ことばのかたちを頭をひねりながらスタッフと一緒になってつくってる子もいれば、普通に女の子同士でシールを交換しあって遊んでる子もいれば、ただただ見てるだけの子もいるから。また、つくるものにも正解や不正解がないからです。遊びたい子は遊べばいいし、やりたい子はやればいい。でもその私が感じた居やすさ、馴染みやすさは、子どもたちにとってはとても大切で大きな1つのキッカケだと思うのです!

さっきまで女の子同士で遊んでいたのに、フと見たら古着をいじってたり…


もう1つも、キッカケと繋がる事なんですが、見ていると、子どもたちの中には、みんなと一緒にやりたそうにしているんだけど中々入ってこない子がいます。「なんだか恥ずかしくて出来ない、わからない、むずかしい、モノをつくるといった事に自信がない、単純につくりたくない」など理由は様々だと思いますが、そういった子どもたちが、「古着が入っている箱から服を選んで実際に着てみる→着た服が○○っぽいとかからその人物になりきってはしゃぐ→元々大人用の服だしはしゃいでると服がデカくて裾などが邪魔になる→切る!もしくは腰などをしばるベルト変わりにはぎれやネクタイなどで代用する→もっとこうした方がカッコいい!可愛い!など自分の理想に近づける」といった手順をふみながら、ことばのかたちではないけれども素材をさわったり、自分の頭の中にあるものをかたちにする事を自然と出来ていて、なおかつメチャメチャ楽しそうに夢中になっていたので、その子たちも自分の居方みたいなものが出来たのだと思い私も嬉しくなりました。

とにかくそこは不思議な空間でそれぞれやりたい事をやっているのですが、でも空気感は1つで…でもOPENで…

ん〜…

こんなの初めて!!!

って感じです!!!笑

で、私、こんな短い文章書くのにもう書き始めてから数時間かかってるのですが、(みなさんが見ると思うと私なりに緊張して謎にかしこまってしまって…結果全然まとまってないのですがお許し下さい…涙)とにかく!不思議で、体験してみないと感じられない空間で、子どもたちのパワーがもの凄くて、でもメチャメチャ楽しくて、途中で地域の方が古着を持ってきてくれたり…あたたかいです。。。

池上流に言うと…ハートウォーミングです…笑


最後の方、メチャメチャですし、私の素が出まくってますが、今後は気持ちを文字にする事を目標にブログも書いて行きますのでヨロシクお願いします!笑

あと、当日スタッフ随時募集してます^^

アーティスト・イン・児童館に興味がある!

子どもたちと遊びたい!

ことばをかたちにしてみたい!!!

そんな方!待ってます!!

次回のことばのかたち工房は8月1日を予定しています!

では!!



池上ゆいこ

2009年7月4日土曜日

東京アートポイント計画 参加決定

みなさま。お知らせです。

今年度から「アーティスト・イン・児童館」は東京アートポイント計画に参加します。

東京アートポイント計画は、東京にある様々な人、まち、活動をアートプログラムでつなぎ、新たな文化を創造・発信しようとする文化事業です。今年から新たに始まります。これまでの文化事業は建物を建てまくるいわゆる「ハコモノ」が中心でしたが、近年ソフト志向に舵をきり、ついに僕らの活動のようなものまでもがその波に乗ることになったようです。

さて、アートプログラムによる持続的な文化の創造・発信を目指すこの計画ですが、はたしてどうなるのでしょうか。

ぼくは「アーティスト・イン・児童館」のようなプログラムは、その本質だけを残して風化するべきだと思っています。重要なのは「アートであること」ではなく、「ヘンテコなことが起きること」だと思っているからです。ヘンテコなことをつくり出す文化だけが生き続ければいいと思います。別にそれがアートである必要性はないと思うし、アートだ、と言って格好つける必要もないです。

例えば、うちの地元のもんじゃ屋「わらべ」の店長は「リアルドラえもん」になって町中を歩いたことがあるらしいのですが、こういう「ヘンテコなこと」をする人がいていいし、便乗する人がいていいし、それらをはやしたてて笑う人がいて、ふざけるなと言って怒鳴る人がいていいはずです。「ヘンテコなこと」を冷笑するのでも、「わからない」「危ない」と言って忌避するのでもなく。


ぼくはその「ヘンテコなこと」を介して人々が交わっていくその渦中にいたいし、そういう風景を見ていたい。(子どもたちが集まっている児童館に飛び込んだのは、その欲求を叶える最初のステップだったのかも知れません。彼らは「ヘンテコなこと」をすることが仕事みたいなもんですから。)でも、そういう風景を立ち上げるために、「アート」という言葉と制度を使っている現状を、本当は嘆くべきでしょう。「アート」だとか「プログラム」だとか、言ってしまうことで潰している可能性が多々あることを、忘れてはならないと思っています。

住宅地に入り込んできた「アート」や「プログラム」がやがて風化し、「ヘンテコなこと」がキノコのようにポコポコと自然発生する生活文化に出会えることを希求しています。でも、「ヘンテコなこと」というキノコが生えるためには、「アート」や「プログラム」も栄養として必要だと思うから、これらの言葉と制度と、今しばらく付き合っていこうと思います。これからの数年間は、今まだ始まったばかりのグジュグジュした「アーティスト・イン・児童館」を、一度パリッと固める期間になるでしょう。



さぁ、そんなことを考えている僕らも参加する「東京アートポイント計画」。これからの展望を披露するイベントが、7月18日(土)に大開催です。



乞うご期待!