2008年9月8日月曜日

9月6日 作品搬入









9月6日土曜日、アーティスト・イン・児童館関連企画「西尾美也 作品展」の作品搬入が行われました。

西尾さんと僕を含めたスタッフ4人での作業だったのですが、ダンボールマネキンの組み立てに思いのほか時間がかかり、午前中から作業は難航しました…!せっかく組み立てておいたマネキンの土台を子どもたちに踏まれたり、アクシデントによって潰れたり、いろんな事件が度重なったこともありまして。
ぼくは彼らから「うっすん」と呼ばれているのですが、「ねぇうっすん!これ殴っていい!?」「おっしゃー!これぶっ壊すぞぉー」など、怪獣たちの破壊衝動の発散を回避するのに手こずりました。
ひとまず午後1時の説明会の開催に向け、急ピッチで作業を進め、足元ふらつくマネキンたちをなんとか並べるには至りました。音楽室で開催された説明会には、大泉南小学校サポートクラブ(通称「おやじの会」)の代表である瀧井さん、児童館職員の蒲田さん、スタッフの百瀬くん、竹内さん、布施さんに参加してもらいました。ぼくからアーティスト・イン・児童館とは何なのか、運営はどういう風に進んでいくのかなどの話をし、西尾さんに展示される作品の説明と、これから始まっていくプロジェクトの説明をしてもらい、質疑応答や、これからのプロジェクトをよりよく展開していくための話し合いも行われました。
こどもたちも何人か参加していたのですが、緊張の面持ちで体育座りする子もいれば、「なにしてんの!?(作品を指さして)これなに!?」とにぎやかな子も。ひとりの子が、「あたしマネキンが着てるの見るより、自分が着たい!」と意見を言ってくれ、何かそういうイベントは企画できないのか?という話になりました。そこで出たのは、児童館の「あきまつり」のとき、Defective Clothesという作品をつかって遊べるブースとして音楽室を開放するという案です。

瀧井さんも蒲田さんも、アーティスト・イン・児童館というプログラムと、西尾さんのプロジェクトに大いに期待を寄せてくれていて、ぼくたちもこれから始まっていく出来事に胸が躍るような、素敵な時間でした。
現在、マネキンの補修工事もほぼ完了し、ようやく展示として見せられる体制が整ったところです。
児童館の
入口エレベーター前には『Uniform』
図書室には『Daidaishushu』
音楽室には『Position』
敬老館には『Storyscape』
が展示されています。
特に、図書室に展示された作品『Daidaishushu』は、空間の雰囲気にマッチした形で、見事です。
みなさまのご来場、心よりお待ちしております。