昨日、今日で、明日から始まる作品展に使うマネキンをなんと19体、制作しました。
西尾さんと僕で分担して切った型紙を組み立て、ガムテープで固定する作業なのですが、
単純に見えてこれがなかなか大変。テープを貼るという地味な作業を、もくもくとやる子もいれば、うまくできなくて飽きて、ドッジボールを始める子など様々。
東大泉児童館では、10月に「あきまつり」というイベントがあります。この時期はそのあきまつりに向けて、工作室で「あきまつり工作」というものが毎日行われているのです。そこでプラバンやビーズなどの工作をつくるとポイントがたまり、一定のポイントがたまると、あきまつりでお店を出せる権利が獲得できるという仕組みで、しかも先着順。
普段児童館に来ない子も、あきまつりを目指して通うようになります。なので児童館はもう大盛り上がり。一番人気の「たべもの屋さん」出店の権利をめぐって、連日ポイント獲得のためにこどもたちはごりごり工作をしています。
そんな中でのマネキン制作だったので、急遽、マネキンをつくるとポイントがたまるということになりました。横着なもので、それを聞いて作業を手伝いたがるこどもが倍増…。でも、ポイントがもらえようともらえまいと、結局やり遂げる子はやり遂げるし、飽きてやめちゃう子もいるんですね。
やっぱり単純作業で、思い切り体を動かせるもののほうが、彼らには親しみやすいようです。自分のやりたいようにできる自由度の高さが、彼らと「つくること」との距離を近づけるポイントなのだと感じました。クレヨンで絵を描いたり、ブロックを積み上げたりするのは、とても自由度の高いことなのですね。
10月から始まる「ことばのかたち工房」がいったいどんな展開をしていくのか、こどもたちが親しみやすく、なおかつ新しい創造の機会となるのか、、、楽しみです。
さて、明日はいよいよ作品展のスタート。
午前中に搬入作業をして、午後1時からは「アーティスト・イン・児童館」に関する説明会になっています。みなさま、お時間がありましたら、ぜひぜひご来場くださいませ。
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