2008年12月10日水曜日

大泉宝店会議に参加


12月8日、おなじみ「もんじゃ焼 わらべ」で開催されていた「大泉宝店会議」に呼んでいただきました。

これは自営業でお店を経営する方をはじめ、大泉の街を盛り上げようとしている人たちが、飲みながらワイワイと大泉の街について話し合う会議です。「わらべ」の加藤さん、元中学教諭の豊さん、美容師の長浜さん、大平観光の北垣さんといった面々で、生ハムやカマンベールチーズをつまみながら、高級なワインを飲みながら、熱く語り合うオジさんたちの間に入って、ぼくも企画についていろいろと相談させてもらいました。

もらった意見で一番貴重だったのは、「チラシが分かりづらい!」ということ。このフライヤーには企画の全容が書かれていますが、曰く「そんなんいらねぇんだよ!」とのこと。「なんだか面白そうだ!」と思わせるインパクトに欠けているという指摘を受けて、「確かにそうだ…。」と実感しました。

ぼくらはこの企画の意味を「説明」しようとしますが、地域の人たちにとってそんなのはうっとうしいことなのかも知れません。小難しいことをぐちゃぐちゃ言われるより、写真一枚と分かりやすい一文を見せて、「こんな楽しいことしてます!」と言われるほうがよほどスッキリするのでしょう。場合によっては≪なんとなく≫のほうが伝わるものは強いのかも。自分の中にあった、アートの意味を説明しよう、教えようとするオコガマシイ姿勢に気づけたのは、とても大きな報酬でした。

でも、彼らは「ことばのかたち工房」の取り組みを「素晴らしい!」「面白い!」と評価してくれています。

このプロジェクトは、「地域活性化」や「美術教育」などいろんな語り口を持っていると思いますが、プロジェクトの「作り手」は誰なのかを問いかけてみることに、ぼくは一番可能性を感じます。今回意見をくれた皆さんも、このプロジェクトの「作り手」の一人になりうるのかも知れなくて、そうだと思ってもらえたとき、ぼくはゾクゾクするのでしょう。


毎月一回定例であるそうで、次回はできればスタッフも交えてお邪魔してきたいなと思っております。