2009年1月25日日曜日

第7回 ことばのかたち工房 1月24日




ことばのかたち工房も7回目をむかえました。


今日は遊んでいる子どもも少なく、静かな児童館でした。
風邪やインフルエンザが流行しているのかなぁとちょっと心配です。

朝から、現役の大学生が取材や執筆を全て行っている「毎日新聞キャンパる」の編集部から2人の記者さんが取材に来てくれました。午前中はアーティストの西尾さんがいらしていたのでインタビューを交えての取材を、午後は実際に作品づくりに参加してくれました。どんな記事になるのか今から楽しみです。

外には雪がちらついていて、子どもたちは「雪だ!雪だよ!積もれ~!」と児童館中を駆け巡ったり、外に出たりと大はしゃぎでした。
そんな子どもたちと雪を眺めながら、私たちスタッフは「動作の拘束」のことばのかたちにとりかかります。「くさり」「沼」「オリ」「クモの巣」「手錠」という拘束のイメージがでました。そして「動作」の部分はどうしようかと考えていると、子どもがやってきたので「動くものってなーに?」と聞いてみると「足」「車」という答えが返ってきました。車から車輪、車輪から歯車を連想し、歯車を拘束するということばのかたちができました。

「試供品」では「タダ」「少しだけ」「1回きり」「配る」「いいとこどり」「特徴を凝縮してる」というキーワードが出てきました。そこから、古着の特徴であるポケットを切り取り、その中にその素材で作った試供品を入れようということになりました。そのポケットを、レジの横におけるようなウォールポケットのようにしました。ポケットの中には飴・竹トンボ・虹・星・人間などさまざまな試供品が詰められました。女の子たちは特に飴つくりに夢中で「青りんご味」「ソーダ味」「いちご味」など、小さな飴をたくさん作ってくれました。 できあがった飴はしっかりと包装し、本物の飴により近くなったと思います。まるで飴工場のようでした。そのような感じで工房のあちこちに試供品の工場ができていました。

他には「室内用」「強い」のことばのかたちができあがりました。

今日はスタッフが「うーん、どうしようか」と考え込んでいる場面が多かったように感じます。
いつもだったら子どもたちが「これでどうだ!」といわんばかりに、想定外のことばのイメージを次々とぶつけてきます。そんな会話の中からことばのかたちの方向性が決まっていきますが、今日は彼らのアイディアに触れる機会が少なく、このように悩んでしまったのではないかと思います。
子どもたちにとってこ「ことばのかたち工房」が当たり前になってきているように、私たちにとっても彼らの存在が当たり前になっていて、彼らの力が作品にも大きく影響していたのだなぁと思いました。

次回は2月6日・7日です。
まだまだ参加者は募集中です!